こちらは、工業用ポンプです。
以前は鋳物を多用していたそうですが、軽量化と利便性を考慮し、
樹脂製へと移行して来ました。
主要装備のモーター等は樹脂製には出来ませんが、
フランジ部、カバー部、中の羽根車 等々を樹脂化することが出来ました。

主になる樹脂は出光興産�蒲lの「PPS」を使用しており
スーパーエンプラと呼ばれる樹脂のひとつです。
耐熱性にすぐれ、ガラス繊維との親和性もよく、難燃性で、
耐薬品性にもすぐれ、摩耗性も少なく、強度もある素材です。
　
ハンダに対する耐熱性があり、熱変形温度260℃
連続使用でも170〜200℃という、驚異的な耐熱温度です。


他にもポリプロピレン、ナイロン等の樹脂を使用し、全ての素材に
ガラス繊維による強化をした素材で製品提供をしています。

これらは初めてお客様から依頼を受けて、製品化するまで
数え切れないくらいの打合せをお客様と重ね、
その数以上、原料メーカー様と試行錯誤した分、製品化の際の
達成感は今でも忘れられません。